交通安全
春を伝える使者、花粉を胸いっぱいに吸い込みながら運転していた。
私は次の信号で左折せねばならない。
ウインカーを出して曲がろうとすると…。
何でだ?
私が左折しようとした先にこちらを向いて右のウインカーを点滅させながら車が信号待ちをしている。
どういうことか分かっていただけるだろうか?
私が左折しようとしている先の対向車線に信号待ちの車が一台…これは問題ない。
その横、私が右折しようとする進路にこちらを向いて車が停まっているのだ。
どうしたというのだ?
一瞬脳裏に(ここは一方通行出口だったか?)と不安が過る…が、そんなはずはないのだ。
運転手は案の定オバチャンである。
私は急停車である。
車中から睨みあう2人のドライバー。(ネジ回しではない)
オバチャンは「あれま!何してるのよ!邪魔よ!」という顔でクラクションを鳴らす。
ふざけてはいけない。
反対車線に入っているのはオバチャンの方である。
何が悲しゅうてワシがクラクションを鳴らされなきゃいかんのだ。
すると左折しようとする後続の車が2台私の車の後ろについた。
ここでオバチャン、漸く気付きましたね。
右折レーンと間違えて反対車線で信号待ちをしていたようだ。
先程までの険しい怒りの形相から薄ら笑いを浮かべ、ヘコヘコと謝っている。
…しかし動こうとはしない…。
元の車線に戻ろうにも、そこは5台以上の車が並んでいる。
オバチャン絶体絶命である?
結局、信号が変わり、親切なドライバー(ネジ回しではない)がオバチャンを自分の前に入れてくれてオバチャンは去って行ったのだ。
先日も「ガスト」の駐車場から出てくるオバチャンが、こちらにニッコリと微笑みかけ、無理矢理道路に出てきた。
普通なら間に合う距離ではない。
しかし、オバチャンドライバーに敏感な私には想定内である。
私の急接近に驚いたオバチャン。
そのまま行けばいいのにオバチャンも急ブレーキで私の前に立ちふさがる。
な…何をしているのだ。
私はオバチャンの僅か3ミリ手前で急停止である。
も…もちろん計算通りだ。
ふふっ…なぁ、オバチャン、ニッコリ笑って停まってもらえるのは二十代ま…あっ!逃げやがった!
逃げ足は早いオバチャンなのであった。
by takakinger
| 2013-03-22 09:45
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